「MOOSIC LAB 2013 松本」開催決定!

「MOOSIC LAB 2013 松本」11月に開催決定しました!

日程、上映作品、会場等、詳細は後日、本ブログ、ツイッター(@MatsuMoosic)等で発表いたします。

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「MOOSIC LAB 2013」グランプリ他各賞決定

「MOOSIC LAB 2013」グランプリ他各賞が決定し、本日午後発表されました。受賞されたみなさま、おめでとうございます。

結果は、「MOOSIC LAB 2013」のブログを御覧いただくとして、ここでは、松本CINEMAセレクトがセレクトした「MOOSIC LAB 2013」のグランプリ他各賞と、総評を紹介します。そう、松本CINEMAセレクトも、昨年「MOOSIC LAB 2012」の上映を行ったご縁で、審査に参加させていただいたのです。

松本CINEMAセレクトが選ぶグランプリ他各賞は以下のとおりです。

・グランプリ : 『おとぎ話みたい』(山戸結希×おとぎ話)
・準グランプリ:『ダンスナンバー 時をかける少女』(三浦直之×倉内太)
・特別賞 :『FUCK ME TO THE MOON』(高畑鍬名、滝野弘仁×三毛猫ホームレス)
・ベストミュージシャン賞 : ガール椿(『トムソーヤーとハックルベリーフィンは死んだ』)
・ミュージシャン賞 : 倉内太(『ダンスナンバー 時をかける少女』)、山田エリザベス良子(『あの娘はサブカルチャー好き』)
・最優秀女優賞:趣里(『おとぎ話みたい』)、我妻三輪子(『ダンスナンバー 時をかける少女』)2名
・女優賞 : 秋山祥子(『FUCK ME TO THE MOON』)
・最優秀男優賞:森田釣竿(『アナタの白子に戻り鰹』)
・男優賞:二ノ宮隆太郎(『社会人』)、岡部尚(『おとぎ話』)

また、総評は以下のとおりです。

 松本CINEMAセレクトでは、理事長の宮崎を含め3名が全作品を鑑賞し選定を行ったが、グランプリ、準グランプリは、まったく異論なく全員一致で決定した。

一見して「映画と音楽のコラボレーションによる実験室」を謳う「MOOSIC LAB」のこれまでで最良の成果であることは確信させてくれる『おとぎ話みたい』は、同時に「MOOSIC LAB」という「実験室」の枠を易々と飛び越えた恐るべき作品でもある。

松本CINEMAセレクトは、「映画の未来を感じさせてくれる作品・映画人」を毎年1作品ないし1人選び、「松本CINEMAセレクト・アワード」を授与している。昨年は、最優秀作品賞『聴こえてる、ふりをしただけ』(今泉かおり監督)に加え、衝撃的な商業デビューを果たした山戸結希監督に、例外的に「恐るべき子供」賞を特別に設け授与したが、もはや「子供」と呼ぶのもはばかれるほど完成度の高い「恐るべき」新作に一同驚嘆した。

主演の趣里の恐るべき演技と、おとぎ話の浮世離れしたような楽曲とメンバーの独特のたたずまいの魅力が、本作を支えているのは言うまでもないだろう。山戸監督の演出のもと、両者が作品世界で見事にコラボレーションを果たすエンディング(おとぎ話のライブと趣里のダンスの自然でありながら突飛なクロスカッティング)は、映画を観ることの喜びを感じさせてくれるものだった。

『ダンスナンバー 時をかける少女』は、我妻三輪子の魅力が炸裂する作品であり、その魅力は「MOOSIC LAB」という「実験室」の枠を易々と飛び越え、早く次の我妻三輪子主演作を見たいと思わせるほど鮮烈なものだった。また、倉内太の楽曲は作品世界と見事にシンクロしており、倉内本人が作中で歌っていないにもかかわらず、その力強い楽曲と我妻の生命力みなぎる身体とのコラボレーションが達成されるラストシーンは圧巻である。

特別賞については選が割れ、4つの作品が候補として挙がった。最終的に『FUCK ME TO THE MOON』に決したのは、「映画と音楽のコラボレーション」があまり感じられないという弱点はあるものの、日活ロマンポルノを思い起こさせるおかしさと悲しさが愛らしいだけでなく、音楽で女性のエクスタシーを導くというこれまでの「MOOSIC LAB」では見られなかった着想と、「MOOSIC LAB」という場を利用して撮りたいドラマを撮った(と感じさせる)監督たちの抜け目の無さに強く惹かれたためである。

全体を通して見ると、今回の「MOOSIC LAB」は、傑出した作品とそうでない作品の差がくっきりとあらわれていたように思われる。言い換えるなら、前者は「MOOSIC LAB」という枠を超えてなお輝きを放つ作品であり、後者は「MOOSIC LAB」という枠内でこそ輝く作品ということになるだろうか。松本CINEMAセレクトは、今回のグランプリ、準グランプリの作品のような、「MOOSIC LAB」という枠なしで撮られた作品を早く見てみたいと思わせてくれる監督や女優・男優と、次回も出会えることを期待している。

NPO法人コミュニティシネマ松本CINEMAセレクト
(宮嵜・後町・飯岡)

「MOOSIC LAB 2012 松本」オリジナルTシャツの販売について

「MOOSIC LAB 2012 松本♫」メインイメージ(とがいしょうこ作)をシルクスクリーンプリントしたオリジナルTシャツ(6.2オンスの厚手)をごく小数枚限定ですが、会場受付で販売しております

サイズは下記の2種類。共に1,900円です。お早めに!

女性Mサイズ:身丈62cm/身巾43cm/肩巾38cm/袖丈16cm(参考寸法)
男性Mサイズ:身丈68cm/身巾50cm/肩巾43cm/袖丈19cm(参考寸法)

 

「MOOSIC LAB 2012 松本」18日(日)当日券の販売について

「MOOSIC LAB 2012 松本」最終日、18日(日)は、以下の2プログラムの上映を行いますが、全プログラムの当日券は、13:30より販売いたします。

なお、全プログラム開場は10分前を予定しております。(※天候などにより開場時間を変更することがあります。)

Eプログラム(ライヴ付上映)14:00~

  • サマーセール』(45分),『tarpaulin』【特別招待作品】(28分), 大森靖子ライヴ(※上映終了後)

Fプログラム(ライヴ付上映)16:30~

「MOOSIC LAB 2012 松本」入賞作の選評発表!

「MOOSIC LAB 2012 松本♫ ムージックよ、静かに流れよ編」の入賞の選評を、選定スタッフによる紹介文とともに発表いたします。(※会場で配布している選評と一部異なります。)

★最優秀賞(グランプリ)

『労働者階級の悪役』(平波亘監督)→Dプログラム(17日)

劣悪な環境で働く労働者を〈懐柔〉する歌声が、もうひとつの歌声と出会い、声を重ねたことで、労働者を〈解放〉へと向かわせる歌へと変わっていく。真摯なテーマと合致した端正な演出。主演・松野泉の存在感は圧巻! 映画×音楽の真のコラボレーション!

選評:古くは労働組合員で構成されるコーラス部から現代の仕事の憂さ晴らしとしてのカラオケまで、労働者と音楽とのけっして浅からぬ関係を、「過酷な労働現場で、労働者を懐柔する音楽を奏でる労働者としてのミュージシャン」という奇抜な着想をもとに根源的に考察した『労働者階級の悪役』は、音楽×映画の真のコラボレーションを通して、時代を超えて観客に訴える普遍的なテーマへと到達した作品である。よって、「MOOSIC LAB」の枠を超えた本作こそが、「MOOSIC LAB 2012 ♫松本 ムージックよ、静かに流れよ」編の最優秀賞(グランプリ)にもっともふさわしいと考える。

★MOOSIC賞(準グランプリ)

『新しい戦争を始めよう』(竹内道宏監督)→Fプログラム(18日)

新鋭・竹内道宏と、笹口騒音ハーモニカによってたたきつけられた、「今、ここにいること」への宣言。フェイクドキュメンタリーでしか到達できない震災後の東京、日本の生々しい姿。YouTubeの方が〈リアル〉な現代の映画×音楽環境のドキュメント!「もはや平和ではない」!

選評:映画館やライヴハウスよりもYouTubeの方が〈リアル〉という、きわめて現代的な映画×音楽環境に正面から対峙した『新しい戦争を始めよう』は、その〈いま/ここ〉性において他を圧倒しており、「MOOSIC LAB」という日本映画の〈いま/ここ〉性を探求した新しい試みと見事に共鳴した作品である。よって、本作は「MOOSIC LAB 2012 ♫松本 ムージックよ、静かに流れよ」編のMOOSIC賞(準グランプリ)にもっともふさわしいと考える。

★MOVIE賞

『nico』(今泉力哉監督)→Aプログラム(16日)

徐々に浮かび上がる「死/生」の切なさ、うすぼんやりとした「愛」。真綿でくるまれたような優しい苦しさを、若き鬼才・今泉監督が冷徹な演出・構成力で描く。そして、そのすべてを飲み込むほどの北村早樹子の恐るべき歌声!

選評:北村早樹子の儚げな歌声の魅力もさることながら、彼女の唄う劇中歌すらも作り上げた監督の、細部まで眼の行き届いた演出・構成力に感嘆せざるをえない。自主映画制作の現場を描く「映画についての映画」という閉じた題材ではあるものの、その映画としての完成度の高さから、『nico』は「MOOSIC LAB 2012 ♫松本 ムージックよ、静かに流れよ」編のMOVIE賞にもっともふさわしいと考える。

★MUSIC賞

『アイドル・イズ・デッド』(加藤行宏監督)→Cプログラム(17日)

AKBもももクロもかかってこい! アイドル戦国時代のニューカマー、BiSの初主演映画!〈SRサイタマノラッパー+井口昇〉的演出で送る、最前線のアイドル・ポップ満載の青春スプラッタ・アイドル批評ムービー。歌って踊って闘うBiSの魅力が炸裂!

選評:アクションやスプラッタの要素については疑問の声も出たが、アイドル戦国時代を〈ゾンビ〉のように生き抜こうとするBiSの魅力が横溢している『アイドル・イズ・デッド』は、アイドル批評のかたちをとりながらも、楽曲も存分に楽しめる進化型のアイドル映画のである。よって、本作は「MOOSIC LAB 2012 ♫松本 ムージックよ、静かに流れよ」編のMUSIC賞にもっともふさわしいと考える。

★特別賞(監督)

内藤瑛亮監督[『お兄ちゃんに近づくな、ブスども!』]→Cプログラム(17日)

『先生を流産させる会』でセンセーションを巻き起こした内藤瑛亮監督の新作。顔に皮膚病を患う兄妹。兄に病的な思慕を寄せる妹は、兄に近づく女性に我慢ならない。人間が抱える「ドロドロ」な心理を描く内藤監督の演出がまたもや冴えわたる!

選評:限られた時間、限られた予算で作られていることは間違いないにも関わらず、『お兄ちゃんに近づくな、ブスども!』においても、まぎれもなく〈映画〉を感じさせるショットを確実に撮り上げた内藤瑛亮監督は、「MOOSIC LAB 2012 ♫松本 ムージックよ、静かに流れよ」編の特別賞(監督)にもっともふさわしいと考える。

★特別賞(ミュージシャン)

大森靖子さん[『サマー・セール』(岩淵弘樹監督)]→Eプログラム(18日)

『遭難フリーター』、『サンタクロースをつかまえて』(新作)を手掛けた岩淵弘樹が、1人の女性シンガーを追いかけたひと夏のドキュメンタリー。衝突しながらすれ違いながら、だんだんと際立って来たのは、監督のダメ男っぷりと、シンガー大森靖子の強さだった。ふにゃふにゃの映画監督を尻目に、大森靖子が新宿のど真ん中に立ち、歌う!叫ぶ!

選評:音楽×映画のコラボレーションという観点から見ると、「失敗作」と言っても過言でない『サマーセール』の中で、監督との一貫した不穏な関係にもかかわらず、街頭での圧倒的なパフォーマンスを幾度も披露した大森靖子は、「MOOSIC LAB 2012 ♫松本 ムージックよ、静かに流れよ」編の特別賞(ミュージシャン)にもっともふさわしいと考える。

「MOOSIC LAB 2012 松本」17日(土)当日券の販売について

「MOOSIC LAB 2012 松本」2日目、17日(土)は、以下の3プログラムの上映を行いますが、全プログラムの当日券は、12:30より販売いたします

なお、全プログラム開場は10分前を予定しております。(※天候などにより開場時間を変更することがあります。)

Bプログラム 13:00~

Cプログラム 15:20~

Dプログラム(ゲストトーク+ライヴ付上映)18:00~

 

「MOOSIC LAB 2012 松本」車でご来場の皆さまへ

「MOOSIC LAB 2012 松本」会場のすぐ側の四柱神社境内にて、11月17日・18日は境内にて第15回まつもと城下町えびす講が開催されます。

そのため、四柱神社および「MOOSIC LAB 2012 松本」会場近隣の駐車場は混雑が予想されますので、ご注意ください。

※「MOOSIC LAB 2012 松本」会場専用の駐車場はございません。市内の有料駐車場をご利用ください。

「MOOSIC LAB 2012松本」上映会場【シアタールーム】とは

今回の会場は、松本の商店街をテーマにした短編映画コンテスト「商店街映画祭」などを主催する「松本映画祭プロジェクト」の皆さんの事務所兼多目的ホールです。この会場で松本CINEMAセレクトが上映会を開くのは、初の試みです。

「シアタールーム」といっても、映画館ではありません。元ビリヤード場だったこの場所に、スクリーンや上映機材、イスを持ち込んで上映環境を設営する、いわば「手作りシアタールーム」なのです。内部には、重すぎて移動できないビリヤード台が鎮座しており、なかなかユニークな間取りになっています。

そのため、観客席も40席が定員となります。通常の映画館のような上映環境ではありませんが、映画の濃さが凝縮された空間となるようスタッフ一同工夫しています。

* * * * *

会場付近には、数年前までたくさんの映画館がありました。シネマセレクトが長年自主上映を続けてきた松本中劇、NPO法人となり新たな拠点となったエンギザ、その双方とも、今はもうありません。その跡地に挟まれたようなこの会場に来ると、セレクトの自主上映に何度も足を運んだ思い出が蘇ってきます。

シネマセレクトは今、まつもと市民芸術館や公民館(Mウイング)ホールのような公共施設で主に上映会をしていますが、連日会場を確保するのは難しいのが現状です。

「【MOOSIC LAB】を全作、連続上映したい。できる場所はないか」……と考え、今回の会場で上映することになりました。大勢の皆さんのご協力のおかげです。

「映画」を最後に作り上げるのは観客の皆さんです。ご来場お待ちしております!

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〈上映について〉
・定員40名
・混雑時は立ち見や入場できない場合もございます
・入場は各プログラム
 ①松本CINEMAセレクト・メンバーズ
 ②前売券・2回目以降の回数券
 ③当日券・1回目の回数券
 の順番でお並びいただき、ご案内いたします
・席の予約はございません
・場内禁煙

「MOOSIC LAB 2012 松本」会場への道のり(動画)

松本市中心市街地の地理に馴染みのない方向けに、JR松本駅お城口から会場の松本映画祭プロジェクト・シアタールーム(松本市大手4-2-12)への徒歩での道のりを動画にしました。スマホ等のマップ機能で十分かもしれませんが、ご参考までに。

「MOOSIC LAB 2012 松本」の会場について

チラシ(pdf版含む)にも記載されていますが、「MOOSIC LAB 2012 松本」の会場は、通常の映画館や、松本CINEMAセレクトが上映を行う公共ホールではなく、商店街映画祭などを主催する「松本映画祭プロジェクト」の事務所兼多目的スペースである「松本映画祭プロジェクト・シアタールーム」となります。

映画上映およびライヴに最適化されたスペースではありません。あらかじめご了承の上、ご来場ください。